ゲーリーヤマモト カスタムベイツ

GARY YAMAMOTO FISHING COLLECTION 2008
REPORT
2017.06.14
大石智洋 TBC第2戦 Class-1 5位
TBC第2戦。

スポーニングが終わり、もう回復しているのか、まだアフターなのか判断が難しいこの季節。

今回は勝ちのパターンと抑えのパターンのふた通りを準備しました。
当然毎回勝ちのパターンを探してトーナメントには望むのですが、そんなに毎回うまく
行くわけがありませんからね。
メインが通用しなかった時のサブも大切です。



メインはスポーニングから回復してブッシュなどのカバーに付いている個体。
距離をしっかりとり、スキッピングでルアーを入れて食わせます。
このパターンはハマると爆発するのですが、リズムが狂い出すとキャストも決まらなくなり
撃沈する危ないパターンなのです。

一週間前は土日ともに軽く5キロ超え、前日には50cm近い個体も釣れてこれは!と
思っていたのですが...。

そうはうまく行かないのがバストーナメント。
バイトはあるけどフッキング出来ない事が続き、気持ちが焦って来ます。
そうなるとキャストは決まらなくなるし、余計な根掛かりも連発し自滅寸前。
このまま押し通すか、サブのパターンに切り替えるかの選択をする時間が来ました。

この時点で10時近く。

朝イチの場所は上流の取手。
そこから最下流のエリアに最低限のウエイトを取りに行くために走りました。
片道約45キロ。

サブとして用意していたパターンは流れて来た流木などが沈んだピンスポット。
一箇所で多くは期待できませんが、何箇所か回る事で何とか5匹は行くだろうと。
あまり大きなサイズは期待できずMAX4キロ迄。

そこまで行って何も起きなきゃ大撃沈な上にガソリン大消費のダブルパンチですが、
時間帯的に沈み物が効き出すロータイドの時間帯だったのを信じて大移動です。

最初のピンスポットですぐにモコリークローのテキサスリグにバイトが出ますが、
手の部分だけ取られてフッキングに至らず。あまりコンディションが良くないと判断。

そこで、困った時のレッグワームの5gダウンショットに変更。
そこからは移動するたびにバイトが続き、あれよあれよの内にリミットメイク。



その時点でもう一度上流に戻りメインのパターンに戻すか迷いましたが、その場に
留まり絞り出す事にしました。

多少濁りが入っていたので、ここまではシルエットをしっかり出せるジューンバグ系の
#231を使っていたのですが、敢えて真逆となるスモーク系の#306に変更したところ
バイトが続きウェイトアップ。

普段ならカラーを変えるより場所やルアーを変える事が多かったのですが、結果的に
このカラーローテーションが効いて5位に滑り込む事が出来ました。


TBC 第2戦 成績表

今回は上手くいかなかった時の抑えが珍しく?効いたお手本のようなトーナメントでしたが、
やはり抑えです。ウィニングウェイトには遠く及ばないモノでした。
次こそはメインのパターンで一発当てたいものです。

今回使用したレッグワームに限らず、ゲーリー製品には多くのカラーがラインナップ
されています。
敢えて真逆のカラーを試してみるのも一つの手ですよ。

大石智洋




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