ゲーリーヤマモト カスタムベイツ

GARY YAMAMOTO FISHING COLLECTION 2008
REPORT
2019.07.24
鈴木靖彦 JB生野銀山湖 第3戦 準優勝
梅雨真っ只中の兵庫県生野銀山湖でのJBトーナメントも今年も早3戦目。

1戦、2戦は全く良いところがなくて、ここで何とかしなければとプラに入りましたが、
梅雨の時期にも関わらず、銀山湖は9mの大減水となっていました。



魚が隠れる何時ものブッシュは遥かに見上げる位置にあり、黒川のバックウォーター
はインターセクションに架かる橋の少し上で途切れていました。
何より、試合会場での長い湖面までの階段を上り下りするだけで体力消耗、釣りする
元気がなくなるのではないかと思えるほどの減水です。



プラでは予想通りに「釣れない、厳しい」との周囲の声で、テンション激落ちでしたが、
まあ、何とかなると思って釣りを始めたものの、釣れたのはギル1匹・・・
あんまり釣れないと本番のテンションまで落ちるので、ロッドを置いて、湖を一周
しながら見える魚やベイトのいる所を確かめて終了しました。
雨は一日降り続いていて、予報では夕方から明日の朝までが激しくなるとのことでした。

翌朝、予報が当たって、一時は雨が上がり、無風状態での試合開始。ファーストフライト
だったので、昨日魚をサイトで確認した上流のインセグに行きました。
昨日のビッグな魚がいましたが、朝一にも関わらず全く無反応なので、これを見切って
昨日ベイトの回遊があった下流域の岬にボートを進めました。



先行者がいたので、少し外れて釣り開始。減水しても、なお10m以上の深度がある
場所なので、リグはEco3.5"エコカットテール(#194 ウォーターメロンペッパー)
のワッキーがけダウンショットで、シンカーは1/32オンス、ラインは3ポンド。
もう一つは同じダウンショットに2.5"レッグワーム(#306 ナチュラルシャッド)に
シンカーは3/32オンス、ラインは3ポンド。
水面用にトップウォータープラグの3タックル。



釣り始めて少し経つと、先行者がいなくなったので、昨日ベイトを確認したポイントを
キープしました。ここは切り立った岩盤が両脇にある岬で、ベイトは岩盤の上か中層を
回遊していました。
丁度琵琶湖のディープホールの壁を釣っているイメージで、岩盤から少し離れた中層を
意識してダウンショットを漂わせました。

最初のベイトの通過時に、ショートバイトがあったのですが、乗り切らなかったので、
もう一度魚探にベイト反応が出たタイミングでリグをEco3.5"カットテールに換えて
ベイトが通る5m付近をフォールさせると、デカバス独特の重く押さえ込むようなバイト
がありました。
しっかり喰わせてフッキングすると、ドラグを鳴らして走っていきます。
ラインは3ポンドなので、心臓バクバクの中で、慎重にランディングしたのは、45cm
ほどのキッカーでした。



残り時間はこの場所のベイトの回遊待ち狙いと、中流部の同じような条件の場所を
交えたローティーションでランガンして、風が吹いたタイミングで何度も同じ岬に
入り直しましたが、その後はノンキーとニゴイのみで終了。

銀山の神は一度だけ微笑んでくれたようです。

戻ってみると、全く釣れていない試合であったようで、1260gで前半赤フライト組では
暫定トップでした。



しかしそこはプロトーナメントなので、後半青フライトでしっかりまくられました。
それでも3位には差を付けての準優勝でした。




JB生野銀山湖 第3戦 成績表

プラから悪天候とタフコンデションで厳しい試合でしたが、Eco3.5"カットテールが
いい仕事してくれました。

次は9月最終戦と出場権利を獲得したバスプロ選手権です。

秋に向けて、また長い階段を昇降する体力づくりに励みます。

応援よろしくお願いします。

鈴木靖彦




 11 12 13 14 15