ゲーリーヤマモト カスタムベイツ

GARY YAMAMOTO FISHING COLLECTION 2008
REPORT
2017.10.18
大石智洋 TBC Class-1 第5戦 利根川 優勝!
一気に冬になった様な陽気の中で行われたTBC最終戦。

久しぶりに優勝する事が出来ました!


TBC Class-1 第5戦 利根川 成績表

事前に組んだパターンがしっかりと機能し、しかも巡って来た勝利運をしっかりと
捕まえる事が出来たベストゲームでした。

今回メインとしていたのは、シャローカバー。
それもロータイド時には水がなくなってしまう様な浅い泥底のカバーです。

そのため、いつもより水位の変動を考えたゲームプランを考える必要があります。
水位が低くなってカバーから魚が出てしまう9時頃まではシャローカバーを攻め、
その後は沈みものに移動するバスを狙う。
これが今回私が事前に立てた大まかなゲームプランでした。

シャローカバーに費やす時間を長く取るため、スタート後は大きく移動せずに近場に
入ります。

ボートの引き波が消えるまでの時間つぶしに入った深めのカバーでいきなり一本目。
そして、その後は順調に匹数を伸ばし、8時半までにリミットメイク。
ルアーはいつものヤマセンコージグヘッドとプロトタイプの3.5"ハートテール。
最終的に1番大きかった1,300gの魚はこの3.5"ハートテールによるものです。



バスはカバーの中をゆっくり移動しているので、
それに巡り合うまで高精度のスキッピングを絡めたキャストを繰り返す必要があります。

あまり大きなワームだとスキッピング時に枝に触れた場合、その自重によりフックが
ずれてしまい枝にスタックしてしまうリスクが高まります。

しかし、ハートテールの新サイズである3.5インチは実に絶妙なサイズ、そして自重に
より、スキップ動作のリズムの乱れを最小に抑える事が出来ました。
加えて、オリジナルに比べてサイズダウンしたテールが作り出す微波動はレッグワームの
それに近いものがあると感じました。

リミットメイクした後、深追いする事なくスパッと次の展開に移れたことが結果的に
優勝に繋がりました。
先に触れた1,300g以外の全ての魚をキロ近い魚で入れ替えることが出来たのです。

ルアーは困った時の2.5"レッグワームのダウンショット。

水中に沈んで簡単には目に触れることのない障害物に手早くコンタクトするには
ダウンショットリグが最適。
そして、バスからの答えが1番早く返ってくるルアーと言えばレッグワームでしょう!

水温が下がってくるこの時期から、レッグワームに反応するバスのサイズが明らかに
大きくなってきます。

人の知らない沈みものをより多く探すには努力よりも最先端の魚探が近道なのは内緒です。



最後の入れ替えとなるバスを獲った時、もしかしてこれは?と優勝のふた文字が
頭をよぎりましたが、これを強引に消去。

最後の一投まで諦める事なく攻め続けました。
この姿勢に勝利の神様が微笑んでくれたのかも知れません。

さて今週末は余韻に浸る間も無くTBCクラシック。

今週の冷え込みで更に水温が下がりバスのレンジも下がるでしょう。
今回の流れを引きずる事なく、新しいバスを探し、3度目のクラシックチャンプを
狙っていきます。

大石智洋




 50 51 52 53 54