ゲーリーヤマモト カスタムベイツ

GARY YAMAMOTO FISHING COLLECTION 2008
REPORT
2017.09.27
大石雅和 JB九州 第3戦 遠賀川 優勝!
今年のJB九州も残すところあと1戦。
第1戦の遠賀川ではノーフィッシュと大外しだったため、今回は悔いが残らないよう
自分の釣りで押し通す決意で臨みました。

選択した釣りは、この時期に自分が信じきれる釣り「垂直護岸撃ち」(通称:カベ撃ち)。
と言っても遠賀川はトーナメントフィールドの8割くらいは護岸されており、その総延長は
10数キロにも及びます。
そのバンクの中からどこを選択するのかが勝敗を左右するのですが今回選んだバンクは
わずか70m程度。そこを20往復くらい丁寧に探りました。





【key1 バンクの選択】

遠賀川の護岸は見た目(水面より上)はすべて同じに見えますが、水中は実はバラエティに
富んでおり、水深、水温、水質、流れ(水あたり)や、水中の小石や沈み物のインビジブル
ストラクチャー、それに風、日照、ベイト(小魚、エビ類)なども絡み、ポイントの構成要素は
多岐にわたり、極端に言うとバスの着き場は日毎(時間毎)に変わります。

通常、バンク撃ちと言えば撃つ範囲を広範囲のエリアとして捉え、トーナメント中に数キロ
「カベ撃ち」をすることもありますが、今回は拾う釣りではなく迎え撃つ釣りに徹しました。

今回のバンク選択は、僕が知っている限り遠賀川で一番水深がある(5m)護岸エリアから
一気に1.5mまで急激にかけ上がったところにあるH鋼が絡むストレッチでした。

根拠はトーナメント当日までの1週間で九州地方でも急激に気温が下がったことにより、
水中のバスはその活動円を広げ、沖から護岸に当たった魚は護岸に沿って動いていると
仮定し、移動する途中でいったん立ち寄る場所=急激な水深変化プラス沈み物の今回の
ストレッチ選択となったわけです。

実はもうひとつの理由として、過去にこのストレッチで夏の試合中に2回、特大をライン
ブレイクしているというリベンジもあったのですが・・
 
実際に9時20分に1本目(400g)が取れ、10分後に全く同じH鋼の裏側(10cmくらいのピン)で
2本目のキロアップが取れたときにバスの回遊性を確信しました。



3本目は2時間後の11:30頃、集中力を切らさず15往復くらいした時にフォール中のわずかな
バイトで当たったキロフィッシュでした。

結果的に合計4時間ほど70mのストレッチで粘りましたが、もうひとつ重要なキーがありました。


それは・・

【key2 リグ・ルアーカラーの選択】

使ったリグは1/2ozのフットボールにエコ4"グラブというセッティング。

2週間前のプラクティスではトレーラーはエコモコリークローでバスをキャッチしていたの
ですが、今回は「なるべく早いスピードで落としてリアクションで食わす」ことがキモと
考えていたので、1/2ozのヘビーなジグに抵抗が少ない4"グラブを選択しました。

それに加えて重要なファクターは「カラー」でした。

僕は、基本的にカラー選択はあまり気にしない方で、ラバージグを使うときには黒を主体に
使うのですが、今回はさすがに同じところを何十回も往復するのでカラーローテーションは
取り入れました。使ったカラーは#020(ソリッドブラック)、#240(ナチュラルプローブルー)、
#987(アオテナガ)の3色。

結果的に釣れた3本はすべてアオテナガ。



カラーによる釣果の偏りを身を持って実感する結果となりました。今回水質(水色)は
笹にごりでしたが、暖色系のアオテナガのカラーがベストマッチだったのでしょう。

このカラーが発売されてからの僕の釣果は凄まじく他のフィールドでもメインカラーと
なりつつあるカラーのひとつで、今回の優勝もこのカラーなしでは実現しなかったでしょう。




JB九州 第4戦 遠賀川 成績表

今回、優勝という最高の結果を残すことが出来たのも、長年サポートしていただいている
ゲーリーインターナショナルの河辺さん、スタッフの皆さんの暖かいご支援のおかげです。
これからもゲーリーファミリーとしてバスにソルトに釣りの楽しさをお伝えできればと
思っております。

ありがとうございました!!

大石雅和




 56 57 58 59 60